神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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平成26年度の小田原市PTA連絡協議会会長に就任した 磯崎 武志さん 市内多古在住 43歳

公開:2014年6月21日

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信念を胸に走る

 ○…2年ほど前に、市内36校をまとめあげる会長就任の打診があった際、「小田原の教育と、子どもたちのためになるなら」と腹を決めた。「愛情を持って接してくれた先生って、成長しても記憶に残るでしょ。そういう先生と親の橋渡し役になれたら」と熱意のこもった口調で話す。自身は小学3年と中学1年の男の子の父。学校と密に関わってきたからこそ、「先生には全幅の信頼を置いて感謝の気持ちで接したい」と真摯な表情を浮かべた。

 〇…小田原をこよなく愛し、生まれてこのかた離れたことはない。幼少時は「いわゆる体育会系だね」。小学校から大学まで続けた野球から学んだことは数え切れぬほど。尊敬する智将・野村克也氏の著作は全て読破。勘よりも、地道に積み重ねた経験に勝るものはないと気づかされる。野球への愛情は、7年前に発足した、中学生の硬式野球チーム「小田原ボーイズ」のオーナーを買って出たことにも表れる。「地域の子どもたちの喜ぶ顔が見られるし、お父さんお母さん同士の輪も作れる」。とにかく誰かの役に立つのなら、と面倒な役割もいとわない。

 〇…本業は生花店。「花ふじ」の代表取締役を務める。実家で営む農業とは別に、農業系の高校・大学で学んだ園芸学を活かしたいと、25歳で起業。開店当時3人だったスタッフは、15人まで増えた。夫人と共に、個性を出しつつチームワークの取れた店づくりに奔走。母との農作業や介護施設の経営など、多忙な毎日を精力的にこなしている。

 〇…息抜きは、月に2回ほどのゴルフ。気の置けない仲間たちとラウンドすると、日頃の疲れも一瞬で吹き飛ぶ。仕事でも、集まりでも、うまくいく事ばかりではない。しかし、ぶつかった壁が「自分を成長させてくれる」と前向きだ。人との出会いは、さまざまな気づきを与えてくれた。胸に座右の銘「我以外みな師なり」を刻み、まっすぐに走り続ける。

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