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小田原箱根商工会議所青年部会長に就任した 山根 宏治さん (公財)彫刻の森芸術文化財団事務局次長 47歳

公開:2015年4月18日

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笑顔の裏に覚悟忍ばせ

 ○…4月に合併した小田原箱根商工会議所青年部の初代会長に選出された。「私より適任者はいたと思うのですが…」と巡り合わせの妙に苦笑いを浮かべる。20年もの間、小田原と箱根それぞれで活動を続けてきた団体同士の合併。「ひとつになって、小田原箱根をもっと元気に」のスローガンを掲げるが、「中身が伴うのに2、3年はかかる」とすでに腹をくくっている。人懐っこい笑みとは裏腹に強い覚悟がうかがえた。

 ○神戸で生まれ、千葉で育つ。銀行員の父の赴任で小学校2年の時、2年半ドイツに。ちょうど奥寺康彦選手が日本人初のプロサッカー選手としてドイツで活躍していた頃。必然とサッカーに夢中になった。整備されたインフラ、芝生のグラウンド。サッカー少年の脳裏に焼き付いたドイツの風景は青年となった時、建築家、そして芸術家の夢を追わせた。残念ながら夢は叶わなかったが、現在は彫刻の森美術館に勤務、アートに寄り添う日々を送る。外国人観光客の多い施設で、今、心を砕いているのが清掃。「彼らは日本の行き届いた管理に感動する。それを見ると『よし頑張ろう』と思える」のだそうだ。

 ○…青年部の活動には当初、積極的ではなかった。「同業者が集まる場がなかったので」情報交換ができる楽しい場にすぎなかった。「深みにはまると抜けられない」とのアドバイスももらっていた。そんな折、仕事の関係から箱根外輪山でトレイルレースの開催案が持ち上がった。美術館では請け負えず、青年部に相談すると「やってみよう」ということに。その代り担当委員長に任命される。大会は見事成功。ただその後、委員長3年、副会長5年と見事に深みにはまった。

 ○…千葉県浦安市から毎日往復5時間の通勤は文字通り『痛勤』。好きな読書も運動も「余力がない」と力なく笑う。新会長就任でさらに自分だけの時間は無くなりそうだが、毎日の晩酌は欠かさないのだとか。

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