神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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小田原青年会議所 第59代理事長に就任した 杉崎 尚人(ひさと)さん 市内寿町在住 39歳

公開:2016年1月23日

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咲き誇れ 大和魂

 ○…華道家であり、デザイン会社・ネイルサロン・カルチャースクールの代表であり、一児の父でもある。小田原青年会議所のほかにも加盟団体は数えきれず、今年新たに理事長職が加わった。所信表明では、松尾芭蕉や最澄、聖徳太子など、歴史上の人物の言葉を引用するなど、実に日本人らしい。「やりたいことがありすぎて、1年ではやりきれない」と笑った。

 ○…今年のスローガンは『大きく和する』。「和の真髄。日本人的な精神性を後世に残したい」と熱弁。「人財育成・地域文化・観光」の3つの「和」をメーンに取り組む。郷土文化を地域の子どもたちに教え、伝えながら、形にし、観光に繋げていく仕組み作りを目指している。箱根に頼らない観光振興策等についても「我々ならばできる」と高らかに謳う姿は自信に満ち溢れていた。

 ○…家は千年以上続く華道家・御室(おむろ)流。物心ついた頃からいけばなが生活の一部にあった。高校卒業後、都内で華道の修業をするため、昼夜問わず働き、資金を貯めた。上京後は花屋で働き修業しながら、花の流通や社会の仕組みを学んだ。情熱はとめどなく溢れ、今度は「職能訓練制度のあるドイツで勉強したい」と、働きながら夜は大使館で語学を勉強した。ドイツでデザインや価値観の違いを学び、世界を知ることで「日本を再認識した」。今も情熱は枯れることなく「華道が一般家庭の生活の一部に入り込めるよう、『華道家』という職業を確立したい」。華道界に改革を起こす勢いだ。

 ○…空いた時間は「インスピレーションに繋がる」と意識して自然に触れる。浜辺に流れ着いた流木や雪積もる木々の枝を「花があるがままに、生えたいように活けてあげる」のが自分流。花の声を聴き、会話を大切にする。青年会議所活動も同様。若い会員たちの声に耳を傾け、会話し、活けていく。『大きく和する』大和魂が今、咲き誇る。

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