神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

インターハイの陸上400mで優勝した 青木 りんさん 市内南町在住 18歳

公開:2016年8月20日

  • X
  • LINE
  • hatena

凛と生きる

 ○…相洋高陸上部に入ってすぐの記録会において、チームで最もタイムの悪かった少女が、全国の頂点にまで登りつめた。陸上生活の中で「表彰台の1番上に立つときが幸せ」と語るスプリンターは、「支えてくれる人がいたからこそ今がある。恩返しができたかな」と恩師や仲間、レースを見守った家族らへ感謝の念を口にした。

 ○…小学生時代は、三の丸FCでサッカー選手としてプレー。自信のあった走りで勝負しようと、城山中では陸上部へ。全国大会で準決勝まで進んだ。高校野球のマネージャーにも憧れたが、可能性を見い出し、学校へ出向いてくれた相洋高・銭谷満顧問のもとで、再び走ることを決めた。

 ○…とはいえ強豪校、入部後は周りについていくだけで精一杯だった。試合前は大好きなスイーツを封印し、唐揚げは衣を剥いで食べた。サッカーで培ったスタミナと中学で学んだ競技への姿勢に、技術が加わり、徐々に頭角を現していく。2年時のインターハイで3位に入り、優勝を視野に捉えた今年の春先、足首の捻挫で初めて走れない時間を過ごした。しかし、そこで真の強さを発揮。十分に走れないにも関わらず、朝練は普段より30分早く行き筋力アップに取り組んだ。苦しいときこそ人一倍努力したことが、最後のインターハイで実を結んだ。

 ○…陸上部部長を務め、学業はオール5を獲ることも。寝る前には「語彙や知識が得られるのがいい」と読書を欠かさない。しっかり者かと思いきや、マイペースな一面も。遠征時にホテルの鍵を持ったまま出かけ、先に戻った先輩たちを待たせて怒られた。また、走れば最速だが「歩くのが遅くて」と苦笑いを浮かべ、縦列で歩く際は後ろにまわされることもあったほどだ。

 ○…「世界で最も好き」という自身の名前は、凛々しい人になってほしいと両親が付けた。その想いを胸に刻み、「凛と生きていきたい」と微笑んだ。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook