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2019年小田原成人式「はたちの同窓会」の運営委員長を務める 渡邉 豪さん 小田原市在住 19歳

公開:2019年1月12日

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静かなる熱血漢

 ○…「自分で意見をいうより、皆の意見をまとめたい」。委員長になった理由はこうだった。積極とも消極とも取れるが、彼を形成する2つの性格が出した答えだ。成人の集いへの願いは「旧交をあたためてほしい。でも、節目としてシャキッとしないと」と平成10、11年生まれの同級生1903人への期待を込める。

 ○…白山中学校では卓球部に所属。元来、運動は苦手で、成り行きでの入部だった。3年間続けたのは「仲間がいたから」。一人よりも、誰かと何かをすることに楽しみを感じ、立花学園高校では、女子ばかりの中に「黒一点」、調理手芸部に入った。「楽しいやつばかり。ケンカもしたが悪いところを言い合える仲間」と回顧。教科では国語を好み、口をついて出た名は太宰治。『走れメロス』の話題を振れば「最後の殴り合うシーン、好きです。本心を打ち明けられる関係は必要」。

 ○…人と人との生々しいぶつかり合いにたかぶる人は、メシも生が好き。祖父が農家で、幼少から畑を手伝っては、野菜に果物に、かぶりついた。スイカは「カブトムシも食べない」ほど白くなるまで、好物のナシは皮ごと、果てはブロッコリーも生で食べた。「料理も味付けも手間。生でいいでしょ」と少しぶっきらぼうだが、この男、素材の味を知っている。

 ○…そこにあるものを知ろうとする性格は、大学の心理学科に行き着いた。心という計算できないものへの理解に面白みを感じた。「カウンセラーって閉じこもった人に寄り添い、再び歩き出すまで自発的にうながすんです。その理念って格好いい」。話を聞き、寄り添って導くことは運営委でもそう。ぶつかり合う皆の意見をまとめて導く青年が、唯一自分を出すのは新成人の抱負。さて、どんな思いが飛び出すか。

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