意見広告 防災危機管理センターを整備し災害に強いまちづくりを 小田原市議会議員 神戸ひでのり
誰もが安心して暮らせるまちづくりを進める上で、防災・減災への取り組みを強める必要性があります。昨年の台風19号は箱根町で記録的な大雨となり、多くの土砂崩れが発生。小田原市においても、酒匂川スポーツ広場の冠水、国府津や前川地区の海岸沿い建物の損壊など、大きな被害がありました。
猛威を振るう自然災害に、いかに対応していくかは行政の最重要課題の一つです。そこで、12月の本会議で「防災危機管理センター等を防災拠点として構える」ことを提案いたしました。
現在、小田原市では、災害時に市庁舎内に設けられる防災対策本部と、前川の消防本部庁舎にある消防統括本部にわかれており、災害情報の効率的な集約や共有が図り難く、迅速な判断に支障をきたすおそれがあります。また、消防本部庁舎は人口20万人の消防本部として建設していますが、消防広域化後1・5倍の人口30万人に対応すべく機能向上や執務環境の改善を図っている最中です。一方で、市庁舎の一部にある荻窪出張所は消防庁舎としての機能が不足しています。
私は、防災対策本部と消防統括本部を統合した防災危機管理センターを整備すると同時に、消防本部機能も移転し、荻窪出張所の移転・建替えも早期に実施するべきであると考えます。本会議で加藤憲一市長から、「他市事例等について調査研究するなど、本市における危機管理体制の強化に向けて関係部局で慎重に検討してまいりたい」と答弁がありました。今後、さまざまな自然災害や緊急事態の発生時において、市民の命、財産、経済活動を守るべく、ソフト及びハード両面から災害に強いまちづくりに力を注いでまいります。
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