小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年7月11日
エリアトップへ
2期8年にわたり小田原市の教育委員を務め、昨年10月に退任した萩原美由紀さんがこのほど、教育行政への貢献を称える「全国市町村教育委員会連合会功労者表彰」を受けた。今年度、県内からの表彰は10人で、小田原市からは唯一の受賞。6月29日に伝達式が開かれ、栢沼行雄教育長から表彰状が手渡された。
現在、小田原市久野にある認定NPO法人「アール・ド・ヴィーヴル」の理事長を務める萩原さん。教育委員に就任した2011年は、ダウン症児との交流の場を提供する「ひよこの会」の会長として多忙な日々を過ごしていた。「市の担当者から、特別支援教育の専門家として委員就任の打診を受けたのは突然のこと。本当に驚いた」と当時を振り返る。
「障害のあるなしに関わらず、子どもたちにとって学校が少しでも幸せな環境になれば。その思いで、就任後8年間走り続けてきた」と萩原さん。障害児を校内でサポートする支援員数の拡大など、教育現場の環境向上に大きく貢献した。
「困っている人に手を差し伸べるのは当たり前なこと。今後も公教育を手厚くしていくことが大切」と語った。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|