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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2020.08.01

一般社団法人湯河原温泉観光協会会長に就任した
石田 浩二さん
湯河原町在住 59歳

会いたくなるような人に

 ○…箱根町と熱海市の2大観光地にはさまれた湯河原町。海や山があり、良質な温泉が楽しめるなどポテンシャルは高い。また、花火大会や湯かけまつりなど、人を惹きつける魅力のあるイベントを行っている。一方で、メディア露出度は低い。「私たちの弱点は発信力の弱さ」と分析する。「町や商工会ほか関係団体と協力し各メディア、鉄道会社などに観光アピールに取り組んでいきたい」と意気込む。

 ○…新型コロナウイルスは、観光業に大打撃を与えた。そして、GoToトラベルキャンペーンの東京都民の除外も痛手となった。「落ち込んでいても仕方ない」。会議では収束後を見据え、企画やイベントなどさまざまな意見が上がっているという。コロナには負けないという強い気持ちが原動力となっている。

 ○…生まれ育ちは東京。実家は材木商で商店や大工の棟梁などが出入りする環境だった。そのせいか、「誰とでも打ち解けるコミュニケーション上手な少年だった」という。優しい語り口、物腰の柔らかさは子どもの頃から培ってきたものだろう。結婚を機に湯河原町に移住。町内のホテル城山、ゆがわら万葉荘のほか、箱根や日光、山形など観光エリアで16カ所の宿泊施設を運営する株式会社フォレストの代表取締役。「常にお客様の立場に立ち、安全で快適に利用して頂く」を基本理念に掲げる。

 ○…『あの人に会いに、行こう。そんな人に出会える宿』をポリシーにする。「私たちの対応で、お客様の印象は変わる。あの人がいるから行こう、会いたくなるような人になるような接客を心掛けている」。2カ月に1回、全施設を回る。会議や施設の確認もあるが、「社員とのコミュニケーションも大切な仕事」という。

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