小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2022.01.22
蓮華寺副住職で、子どもの居場所づくり事業「学びや はちす」を企画した
羽田鳳竜(はだほうりゅう)さん
小田原市千代在住 39歳
「お寺から地域に元気を」
○...保育園や小中学校に囲まれるように建つ蓮華寺(小田原市千代)で昨年12月、子どもの居場所づくりなどの取り組み「学びや はちす」を初開催した。「自宅や学校以外の居場所として、お寺にもっと親しんでほしい」と副住職として自らが企画立案し、上府中地区まちづくり委員会と準備を進めてきた。当日は多くの小中学生が来場。勉強だけでなく、御守り制作や駄菓子の販売もあり、笑顔にあふれた寺院内を見て「やって良かった」と相好を崩す。「今後は年3、4回開催できれば」と意欲に燃える。
○...生まれは北海道函館市。10歳で小田原市に転居したのは、僧侶である父と、後継者を探していた当時の蓮華寺の住職との縁がきっかけだったという。高校時代、ソフトボール部でピッチャーとして活躍。「父を継ぐため僧侶の道に進む決意をした」のもその頃だという。大学卒業後は千葉県内の寺院で6年ほど奉職。現在は蓮華寺で、日々訪れる多くの人の心に寄り添っている。
○...22歳から本格的に雅楽を習っており、市内の中学校などの音楽鑑賞会に呼ばれて雅楽器「笙」を演奏したことも。「西洋の音楽もやりたい」と30歳からはサックスも始め、カルテットを組んで高齢者福祉施設での慰問演奏にも励むなど、趣味を生かした地域貢献も喜びの一つだ。「お寺とは違う分野の人ともつながりが広がるのが楽しい」
○...家庭では、小学1年と年中組の息子2人を育てる父親の顔。「息子だけでなく、地域の子どもたちが蓮華寺で楽しく学べる環境をつくりたい」。その思いから、近年は寺院内でロボットプログラミング教室を開校するなど趣向を凝らす。「お寺を舞台に、たくさんの人に学びや元気を届けられればうれしい」
ピックアップ
意見広告・議会報告
小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












