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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2023.10.21

ヴェールダンスを考案し、ダンサーとして活躍する
尾崎 美穂さん
小田原市南鴨宮在住 47歳

ありのままの魅力を包む

 ○…絹のヴェールのゆらぎで身を包む「ヴェールダンス」を考案。「薄いヴェールの動きを感じて一体化し動くことで、ありのままの身体の状態になり、心も開放される。そこから生まれる表現を大切にしたい」。ダンサーとして本格的なクラシックバレエから能の舞台まで、ジャンルの垣根を超えて共演する姿はダンス業界でも話題に。小田原で生まれた障害がある人もない人も共に踊るプロジェクトにも参加し活躍の幅を広げている。「生まれたばかりのダンス、知ってほしい」

 ○…幼少からバレエを習い、プロへの道を勧められたこともあったが、あくまでダンスは趣味として、結婚、出産後も続けてきた。きっかけは5年前。心身の調子を崩した時に、参加したオリエンタルダンス教室で舞具としてヴェールが用いられていた。手触りの良さに「バレエと合わせたら」と閃いた。試行錯誤の上、手染めしたヴェールが自然とフィット、「これしかない」と確信。性別年齢、ダンス経験無しでも楽しめると、小田原を拠点に県外でも教室を開校している。

 ○…小田原生まれ。西湘高校から青山学院大学に進学。卒業後は地元の郵便局に20年勤務したのち、小学校の個別支援員を経験。現在は、民生主任児童委員として地域子育てひろば「わんぱくキッズ」の運営にも携わる。「民生委員の先輩たちと出会い、地域貢献を知ることができ、ありがたさを知った」

 ○…夫と子ども2人の4人家族。「家族が見守ってくれているからダンスが続けられる」。中1の息子がカメラマンとして舞台の撮影を担うことも。「思ってもみない自分の表情にドキッとする」とうれしそう。「毎日が新しい喜びにあふれ、それが明日につながる」と微笑んだ。

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