40周年を迎えた小田原管内青少年交通安全連絡協議会の会長を務める 相原 金太朗さん 小田原市扇町在住 79歳
「任された以上はやりきる」
○…「40年前に始まったボランティア。これまで続けてこられた方々に頭が下がる思い」。青少年の交通事故防止のため、警察署や関係団体と連携した交通安全啓発活動は「奉仕の心あってこそ」。4年前に体調不良で引退した先代に変わり、3代目会長に就任。現状を確認すると、6〜7年間は休止状態。「会員を増やさなけば」と入会案内書を持って西湘エリアを回った。そのかいもあり、法人会員に約80社が入会。10月に開催した「40周年記念式典」では約130人が一堂に会した。「会員が主役の団体。改めて感謝の気持ちで続けていきたい」
○…「ほとんどが役員のアイデア。ぼくは黙って頷いているだけ」。会長に就任以来、交通安全の横断幕の設置を皮切りに、二輪用のガンダムご当地ナンバープレートの制作協力など次々と新しい企画を立ち上げ実現させてきた。「予算はなくても工夫でカバー。役員たちが本業よりも熱心に取り組んでくれているおかげ」と、会員向けに配る活動報告書は回を重ねるたびに厚くなる。
○…小田原生まれ、育ち。立教高校、大学に進み青春を謳歌。「車の華やかさに憧れ、早く免許が欲しかった」。18歳で免許を取ると、江の島に出発。20歳での京都長距離ドライブは最高の思い出だ。大学卒業後はガソリンスタンドやガス・燃料の販売を行う家業・相原興業を継いだ。
○…「人を大切にする。社員があってのお客様」。踊って歓迎する「あいさつ日本一のスタンド」など目立つ評判の店づくりは得意技だ。10年前に社長業を息子に譲り、会長としてサポートしながらその姿を見守る。「120周年を無事迎え、『相原魂』も継続」とひと安心。「これまでの恩返し」と妻との旅行も楽しみの一つ。
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