立花学園高男子バスケットボール部が今年6月に関東大会に初出場。男子では西湘地区から20年ぶりの快挙だった。
チームを率いる越智淳顧問(40)は今年で指導16年目を迎えた。これまであの手この手で関東大会を目指したが県ベスト8が最高成績。あと一歩で壁を越えられずにいた。
越智顧問が度々口にする「選手との対話と会話」そして選手の「自主性」に委ねる指導法に切り替えたのは4年ほど前のこと。指導歴の中でも「一番強かった代」が県ベスト16より先に進めなかった時だった。「引っ張り上げる指導ではだめだと気付きました」と越智顧問。以来、生徒たちが自ら考え、行動し自身は必要な時に近くでアドバイスを送るスタイルに変えていくと、次第に結果が表れはじめた。「もちろん叱るときは叱る。ただ、生徒たちが先に動いてくれているときがある。すべて私がするのではなく任せて学ぶこともたくさんあった」と話す。
関東大会は初戦で惜敗したが「あの場で戦うことにわくわくした」と生徒たちと共に経験したことのない胸の高鳴りを感じたという。「私も含め、皆が緊張していた。私の恩師である半田真一郎先生に恩返しができたこともうれしかった」。ここから再び大舞台を目指す一年が始まる。
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