新型コロナの影響で中止が決まった第102回全国高校野球選手権神奈川大会。代替大会として8月1日(土)から行われる「令和2年度神奈川県高等学校野球大会」に出場する立花学園は6月20日に練習を再開した。
臨時休校中はスマートフォンアプリ「ズーム」を使ったミーティングや、各自が自宅付近で行う個人練習に志賀正啓監督が画面を介してアドバイスを送るなど、リモートを駆使した練習に取り組んだ。
5月に夏の甲子園と神奈川大会の中止が決まると「ミーティングでみんなとどう顔を合わせたらいいのか」とショックを隠せなかった濱田蓮主将。翌朝、いつものように画面を介して行われたミーティングで「100年に一度の被害者ではなく、お前たちにしか経験できないことが必ずある」と志賀監督から声がかけられ、「今を大切にしよう」と部員たちは前を向いた。
「野球が出来ることにワクワクしていた」と高橋恒介投手が話せば、エース武井朋之投手も「下を向いていても仕方がない。一人一人の気持ちのズレが少なかった」と練習再開後の数日間を振り返る投手陣。
濱田主将は「画面上でしか話ができていなかったのでしっかりやってるかなという不安があった」と主将ならではの悩みを打ち明け、代替大会の開催が決定してからは「頂点獲るぞ」とチームを鼓舞し続けている。
昨秋は県ベスト8。今夏目指すは、創部初のベスト4とその先にある神奈川の「頂点」だ。志賀監督が「勝つためのメンバーを選ぶ。決まったメンバーに恨みっこはなしだ」と話すと、メンバー入りをかけ、グラウンドには覇気がみなぎった。「立花学園を甲子園に行かせてやりたかったと思わせるチームに」。全員がスローガンの「革命」へ準備を進める。
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