「第102回全国高校野球選手権神奈川大会」の代替大会として行われた「令和2年度神奈川県高校野球大会」の準々決勝の一つは、立花学園高校対相洋高校の「西湘地区対決」となった。
8月16日にバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた一戦。創部初の県大会準決勝進出をかける立花は、エース武井朋之投手(3年)が初回の満塁のピンチを無失点で切り抜けたが、3回に先制タイムリーを浴びる。立花は、再三のピンチを粘り強く守っていたが、前日の試合で18得点をあげている強打の相洋打線がここから本領発揮。5回には長短打で3点を失うと、7回にも2番手・小川真憧投手(3年)が長打を浴び追加点を許してしまう苦しい展開になった。
頼みの打線も相手のエース本田投手を前に5安打に封じ込められた。7回になってようやく得点圏にランナーを進め、6番・渡辺望光選手(3年)がセンター前にはじき返したが、相手の好返球に阻まれ、あと一歩の所で得点ならず。試合は終始ペースを掴めず、5―0で敗れた。
今大会は初戦から3試合連続のコールド勝ちで勢いに乗り、迎えた5回戦の横浜創学館戦(スコアは5―4)でも接戦を勝ち上がり、チームスローガンの「革命」への道を進んできた。しかし、創部初のベスト4、そして神奈川の頂点への挑戦は昨秋に続き、準々決勝で終幕した。
試合を終え、武井投手は「仲間の支えでなんとか6回を投げ切れた。試合には負けたが、わくわくしながら投げられた」と話した。また、主将の濱田蓮選手の目にも涙はなかった。
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