神奈川県はこのほど、無料通信アプリ「ライン」を活用し、新型コロナウイルスワクチンのキャンセル枠を有効活用するシステムを導入すると発表した。運用の開始は６月７日からで、全国初の取り組み。
集団接種会場や医療機関などのワクチン接種機関で、当日にキャンセルが発生し余剰ワクチンが生じた場合に、前もってキャンセル待ちの登録をした人にワクチン接種予約のマッチングを行う仕組み。対象は県内のワクチン接種機関、またはワクチン未接種かつキャンセル待ちを希望する県民となる。
利用を希望するワクチン接種機関、及びキャンセル待ち希望者は、県のライン公式アカウント「新型コロナ対策パーソナルサポート（行政）」等を通じ、事前に登録する。接種機関で余剰ワクチンが生じた場合に、接種機関が余剰枠を登録すると、キャンセル希望者に通知が届く仕組みで、先着順で予約が可能となり、予約完了後に接種が受けられるようになる。
導入当初は集団接種会場を対象とするなど、地域を限定して実施。順次、対象地域や機関が拡大されていく予定だ。
詳細は県ホームページ（https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/prs/r9855693.html）。
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