足柄 社会
公開日:2023.06.17
山北町観光協会・会長インタビュー
観光も「心」を大切に
山北町観光協会の会長に、湯川嘉一氏が新たに就任した。人口減少や高齢化が進む中、交流人口の拡大に向けた観光振興は課題の一つ。新型コロナウイルスが5類に移行したことに加え、「山北のお峰入り」を含む風流踊がユネスコ無形文化遺産登録後、初の記念公演を行う今年。観光振興への思いを聞いた(聞き手・足柄編集室)。
――町の観光に対する現状の受け止めは。
「新型コロナウイルスの影響で、ここ数年、特にイベント関連で中止や縮小があり、難しい状況が続きました。しかし、かつての日常を取り戻しつつある今年以降は、少しずつ回復してくると期待もしています」
――観光入込客を増やす取り組みは。
「10月に山北のお峰入りの記念公演がありますが、多くの人に町の魅力に触れてもらえる機会です。「また来たい」と思ってもらえるかどうかがポイントでしょう。このほか、受け入れる側が町の魅力を高めなければなりません。ハード面の整備は簡単ではありませんが、例えばあいさつや地域清掃、誠意を持った対応といった『心』の整備をもう一段高めることはすぐにできます。地味に聞こえるかもしれませんが『きれいな町で素敵な人たちに出会った』という思い出は、また人を呼ぶはずです」
――会長として考えていることは。
「山北は自然も歴史も文化も、今注目されている『体験資源』も揃っている町です。しかし、どこの観光地もコロナからの回復で観光に力を入れていますので、何もしなければ埋もれてしまいます。何事もまず動き、あとはやりながら考える位のスピード感を大切にしたいです。一人では何もできませんので、協力して取り組みます」
――観光による町の可能性について。
「観光で町の魅力を知ることで、地域と多様にかかわる人々が増えていくかもしれません。さらにその中から、移住を考える人が生まれるかもしれない。交流人口から関係人口、そして定住人口へ。観光の果たす役割は大きいと思っています。
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