市立南足柄小学校で9月20日、4年生を対象に「防災に関する授業」が行なわれた。南足柄市では、今年2月に策定した「第三次南足柄市学校教育振興基本計画」で、子どもたちのより深い学びの実現に向けて「関係機関との連携による防災教育の推進」を掲げている。今回の授業は、その一環で行われたもの。
当日は、市安全防災課の職員が講師を担当。児童らに対し、能登半島地震の支援に赴いた際の現場の状況を説明したほか、日本で発生している災害を紹介。その上で、南足柄市に想定されている地震の被害、南足柄市ハザードマップを確認して災害が起こった場合の行動、非常用持ち出し袋など日頃からできる備えなどを考えた。
児童からは「家に帰ったら非常用持ち出し袋を確認してみます」「家の人に食料をしっかりと準備した方がいいと伝えます」「能登半島地震の復興が進んでいないのに驚いた」などの感想が聞かれた。
市教育指導課は「今年の夏は、神奈川県西部を震源とする地震、記録的な大雨による避難所の開設などがありました。この機会に、子どもたちの防災に関する学びを進めていければ」と話した。
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