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公開日:2026.07.18

山北町長選 大接戦を石田氏制す 初の女性町長誕生へ

  • 花束を受け取り笑顔の石田氏=7月12日午後9時頃、選挙事務所

    花束を受け取り笑顔の石田氏=7月12日午後9時頃、選挙事務所

  • 敗戦の弁を述べる児玉氏

    敗戦の弁を述べる児玉氏

  • 大接戦を石田氏制す (写真3)

 任期満了に伴う山北町長選挙は7月12日に投開票され、ともに新人で元町議の石田照子氏(71)が、児玉洋一氏(52)を93票差で退け、初当選を果たした。投票率は前回2022年を10・94ポイント下まわり、61・74%だった。

 4期務めた現職の湯川裕司町長は体調面の不安などを理由に、今年3月の町議会で再選不出馬を表明。最終的にはともに新人で、議長経験のある元町議同士の一騎打ちとなった。

 湯川氏が後継指名した石田氏は「継承」、児玉氏は世代交代で「刷新」を選挙期間中に掲げた。しかし、山間部を含む小規模自治体である町の課題認識はほぼ共通。細かな手法の違いはあれど、大きな争点は見出せず、有権者からは「何を基準に(投票先を)決めればいいのか」といった声も多かった。

 迎えた投開票日。午後7時頃になると、それぞれの陣営には支援者が多く集まり始めた。午後8時の1回目速報、8時半の2回目も得票は両者同数の発表。5千票にも満たない投票数の開票に時間ばかりが過ぎ、支援者らもやきもきする場面が続いた。

 確定情報が入ったのは午後9時頃。石田氏が2472票、児玉氏が2379票で得票差はわずか93票だった。ほっとした表情で支援者らの前に立った石田氏は「まだ実感はわかないが、これからのことを考えると責任の重さを痛感している」と顔を引き締めた。町で初の女性町長となることについては「期待に応えられるよう、町民の皆さまに寄り添った町政運営に努める」と続けた。

 児玉陣営では結果が伝えられると、支援者からは思わずため息が漏れた。児玉氏は時折声を詰まらせながら「日を追うごとに、支援が広がっていることを実感していたが、浮動票を拾えず、若い世代にも入り込めなかった。世代交代の波を起こせなかったのは私の力不足」と話した。

 石田新町長の初登庁は7月22日(水)。

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