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公開日:2011.04.21
秦野市
新総合計画がスタート
2020年度までの道筋示す
秦野市の新総合計画「しあわせ(幸せ)・輝くみらい(未来)HADANO2020プラン」が今年度からスタートした。2020年度までのまちづくりを総合的・計画的に進めるための市政運営の根幹をなすものだ。
新総合計画は、1995年度に策定され2010年度に目標年限を迎えた総合計画(はだの2010プラン)に代わり、新たに策定された。
新総合計画は、三層構造で構成されている。まず2011年度から2020年度までの10年間のまちづくりの考えを示す「基本構想」があり、次いで5年間の具体的施策や事業内容を示した「基本計画」、「実施計画」となっている。
基本理念は「市民憲章」
「基本構想」では、目標年次を2020年度とし、同年度の人口規模を16万9000人と想定している。
全体を包括する「まちづくりの基本理念」には1969年制定の秦野市民憲章を据え、将来目指していく都市像には前総合計画から引き続き「みどり豊かな暮らしよい都市(まち)」を掲げた。
「土地利用の基本方針」では、市域の均衡ある発展などを目指し、都市(住居・商業・工業)と自然(農地・森林他)に分け方針を定めた。2020年度の開通が予定されている高規格幹線道路(新東名高速道路)による外部環境の変化も予測に盛り込んでいる。
少子高齢化、人口減少が進行する中で検討が重ねられてきた「公共施設の配置、整備の方針」。内容では、施設機能をできる限り維持しながら「総量を減少」させ、持続可能な行政サービスを実現する公共施設の再配置の推進が示された。
分野別57施策で具体的に展開
「基本計画」では、基本構想で定めた「都市像」を実現するため分野別に57施策を設定し具体的な展開を図る。また各分野を横断し、基本計画全体をリードする3つの「リーディングプロジェクト(【1】自然との共生・ふるさと創生【2】安心・笑顔・生き生き【3】魅力・交流・活力)」も定めた。
市内を8地区(本町・南・東・北・大根・鶴巻・西・上)に区分した「地域まちづくり計画」では、それぞれの現状や課題を示しながら、目標とする地域(まち)の姿に沿った基本目標を設定した。
「実施計画」は、基本施策を計画的に推進するために、都市づくりの骨格となるハード事業やリーディングプロジェクトの主要事業等について定め、毎年見直し更新を行う。
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