原爆投下から66年、今も音を響かせているピアノが秦野へやってくる――。8月14日(日)、秦野市文化会館小ホールで「はだの平和の日のつどい〜被爆ピアノをかこんで」が行われる。時間は午後2時から4時半。入場無料。
秦野あづまライオンズクラブ30周年記念事業、また8月15日の「秦野市平和の日」事業のひとつとして行われるこのイベント。被爆ピアノが持ち込まれるのは市で初、県内では3番目になる。
広島の爆心地から約1・8Kmの民家にあったこのピアノ。2005年に広島のピアノ調律士・矢川光則さんに託され修復、矢川さんと共に日本各地でコンサートなどを開き、音を奏で続けている。児童文学作家の松谷みよ子さんにより「ミサコの被爆ピアノ」という物語になり、昨年9月11日にはニューヨーク平和コンサートにも行った。
秦野に来るきっかけとなったのは、同ライオンズクラブ会員の原達也さんがピアノの存在を知ったことから。つどいの主催は同クラブと市だが、当日の受付や司会などは市内の中学生によって組織された実行委員会が行う。内容は、ピアノについての紹介、「ミサコの被爆ピアノ」の朗読、ピアノ独奏、パーカッションおよびフルートとの合奏、市内の合唱団が参加するピアノ伴奏による合唱などが予定されている。なお、つどいの終了後には自由にピアノに触れることができる。
「平和の日」事業
今年度は他に以下の内容が行われる。
8月13日(土)午後4時から8時半までピースキャンンドルナイト(文化会館市民広場ほか)、8月12日(金)から14日(日)まで平和パネル展(文化会館展示室)、8月13日(土)午前10時から正午まで音楽ドキュメンタリー映画「カンタ!ティモール」上映(文化会館小ホール)、8月15日(月)午前11時から被爆桜の植樹(表丹沢野外活動センター)、8月5日から7日(日)まで「親子ひろしま訪問団」が広島を訪問する。
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