白笹稲荷神社(金子元重宮司、今泉1089)の拝殿に「龍神」を描いた天井絵が完成し、参拝者の目を楽しませている。
天井絵を奉納したのは、金子宮司の長年の友人で歌舞伎絵の第一人者、後藤芳世氏(東京都在住)。歌舞伎座の舞台背景画を描いているほか、これまでに祐天寺(目黒区)や祐徳稲荷神社(佐賀県)の天井絵なども手掛けている。
多忙なスケジュールの合間に進められた白笹稲荷神社の天井絵の制作期間は、下絵から含めるとおよそ7年間。くしくも「辰年」を目前に控えた昨年11月末に完成した。
多くの人出でにぎわった初詣は天井絵を初めて見る参拝者も多く、昇り龍の縁起にあやかろうと願をかけたりしばらく絵に見入ったりする人の姿も見られたという。
同神社拝殿の天井は、木材を井桁に組んだ伝統的な様式「格(ごう)天井」で150枚の正方形の板が張られている。その中央を占めるのが龍神図で、渦巻く風と激しく荒れる波とともに天に昇ろうとする龍の姿が、墨色の背景に白色と金色を用いて神秘的に描かれている。
対照的に、鮮やかな色彩で周囲を飾っているのが122枚の縁起図だ。
図柄は商売繁盛を願う打ち出の小槌や宝袋、五穀豊穣にちなんだ稲穂、神社に縁のある白狐など10種類以上。また東西南北には青竜・朱雀・白虎・玄武の四神も配されている。
同神社参事鈴木隆俊さんは「ちょうど今年は辰年です。縁起が良い龍神図をご覧にぜひお越しください」と話している。
天井絵は、本殿が開いている午前9時から午後4時まで自由に見ることができる。問合せは同神社社務所【電話】0463・81・0256まで。
白笹稲荷神社は「関東三大稲荷」のひとつとして知られる。毎年2月に五穀豊穣・商売繁盛などを願う「初午」が行われ、県内外から多くの参拝者が訪れる。
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