市は新年度事業で家庭保育委託費の拡充として「保育ママ」を1人増員する。事業費は2126万円(前年対比636万2千円増)。市は待機児童の解消と「家庭的保育の利点」に期待している。
保育所待機児童の解消をめざし、一般住宅で少人数保育を行う「家庭保育事業」。市は2011年度から実施。現在は2人の家庭保育福祉員(保育ママ)が3人ずつ児童を受け入れている。
市内の保育所待機児童(0〜5歳児)は、2月1日現在75人。民間保育所の新設や既存施設の分園、改築などによって保育所定員を増やしたことで昨年同時期に比べ約50人減少したが、ゼロにするのは困難。保育ママの増員に対し、市保育課は「もちろん待機児童解消の一端を担っていただきたい。それだけでなく、制度実施から1年を経て、集団保育にはない良さを見出すことができたので拡充を決めました」と話す。
募集は4月から実施。家庭保育福祉員は市内在住の25歳から65歳までの保育士等資格保有者か同等の経験を持つ人が対象。研修を受け、保育室を設置する。対象児童は6ヵ月以上3歳未満児。1人につき3人、常時補助員がいた場合は5人まで受け入れられる。保育課によると、保育ママ・補助員ともに開所時間などの条件から、なり手がなかなかみつからないという。
自宅の一室を「ちびうさ保育ルーム」として開設している尾尻の栗原美恵子さんは「やりがいがある。子どもが好きな方はぜひ保育ママになってほしい」と話す。市内2ヵ所とも、保護者からは「利用してよかった」と好評を得ている。詳しくは市保育課【電話】0463・82・9606。
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