秦野版 掲載号:2012年7月21日号
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ルバーブを初収穫 獣害対策と産地化に期待

収穫したニンニク(左)とルバーブ(右)を笑顔で掲げる和田さん
収穫したニンニク(左)とルバーブ(右)を笑顔で掲げる和田さん

 上地区営農推進協議会が獣害の打開策として昨年から栽培してきたルバーブとニンニクが今年5月から7月にかけ初収穫。市内各地農協施設で販売が始まり、新たな産地化に向けて前進を続けている。

 野生鳥獣の農作物被害を軽減するため、農協、市、県、地元団体などが協力して対策に当たってきた。

 菖蒲・柳川・八沢・三廻部の上地区は、水田より樹園が多いのが特徴で、複合経営を主とする。山間地に位置し、市内でも特に深刻な鳥獣被害に同会は頭を悩ませてきた。

 対策として同会では昨年「鳥獣害に強い農作物」の生産を試みることになった。県の技術センターの勉強会などを経て昨年6月、上地区の気候に合うのではという理由で、JAはだのでは初の取り扱いとなる、ルバーブとニンニクを選定した。ルバーブは獣が嫌うシュウ酸を葉の部分に含み、ニンニクも匂いが強く虫や獣が苦手としやすいという。地産地消地食をすすめ新たな販路を開拓し、地域活性化を図る目的もある。

 選定後、同会はJAはだのを通じルバーブの苗250株とニンニクの種100kgを購入し、ルバーブを30軒、ニンニクを22軒の希望農家に配布。今年5月から7月にかけての初収穫品は、殆ど鳥獣害を受けなかった。

 結果を受け、はだの都市農業支援センターは「期待通り。ニンニクは約半分、ルバーブはほぼ全ての農家で収穫出来たようで、初年としてはかなり良い結果では」と話す。今後の目標は販路の拡大で、特にルバーブの消費者の認知度の低さが課題だという。

 今回両方の生産に当たった和田勝さんは「上地区の特徴を活かした新しい食材でこれからの展開に胸が躍る。地場産の秦野の味を味わって」と笑顔で話した。

 各農家で収穫された秦野産ルバーブとニンニクは、はだのじばさんずや直売所を中心に販売中。問合せは同センター【電話】0463・81・7800

【ルバーブ】シベリア原産。フキに似た形状で、茎を食用にする。ヨーロッパではジャムやお菓子、肉料理のソース等に使用される。リンゴに似た酸味と甘味で、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などを多く含むことから近年美容食材として注目が集まっているという。
 

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