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公開日:2012.11.10

スマートIC設置を推進
実現化検討準備会立ち上げ

  • 戸川・横野地区にまたがりサービスエリアが設置される

 新東名高速道路の秦野区間中に設置される(仮称)秦野サービスエリアに、スマートインターチェンジを設置するための「秦野SA(仮称)スマートIC実現化検討準備会が組織された。



 2020年度の供用開始を目指して計画が進められている新東名高速道路の伊勢原北ICから御殿場JCTまでの区間の中で、(仮称)秦野サービスエリアが設置されることになっている。このサービスエリアにスマートインターチェンジを設置するための「新東名高速道路秦野SA(仮称)スマートIC実現化検討準備会」が組織された。11月13日(火)に第1回検討準備会が開催される。



秦野市にとってメリットが多い



 準備会は秦野市や県、中日本高速道路(株)と国で構成され、スマートインターチェンジの必要性や採算性などを検討を重ねる。検討結果は実施計画書としてまとめられ、国土交通大臣に対して設置の申請を行うという。事業を担当する市の新東名周辺整備担当は「新東名の共用開始と同時にスマートインターを利用できようにしたい。そのために、なるべく結果をまとめたい」と意気込む。



 同担当は、スマートインターチェンジを誘致するメリットは数多いと指摘する。その一つは、市民の交通利便性の向上だ。東名高速道路の秦野中井インターチェンジとあわせて市街地のほぼ全域がインターチェンジの3〜5Km圏域になるという。



 また、工業団地などから高速道路へのアプローチが良くなるため、市内の産業にとっても有利になり、新たな企業誘致につながる可能性も指摘する。さらに丹沢大山国定公園や県立秦野戸川園などへの観光客の誘致や、インターチェンジ周辺の農地などを活用した地域活性化策などに取り組みたい構えだ。



設置に向け補正予算を計上



 秦野市では、設置の条件となる費用便益比を計るため今年9月議会で、将来交通量需要予測調査費として約1000万円の補正予算を計上。今年度中に交通量などの調査を行う。また準備会の中では、大型車が利用できるインターチェンジとすることなどを、地元として要望していくという。



 スマートインターチェンジとは、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアなどから乗り降りができるインターチェンジ。ETCを搭載した車両に限定して利用することができる。

 

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