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公開日:2013.05.16
旧大秦野高校桜塚同窓会
母校跡地に記念碑
梅香園の石を使用
旧県立大秦野高等学校桜塚同窓会(武井暢子会長)が、かつての母校跡地に今春開校した県立西部総合職業技術校(秦昌樹校長)の敷地内に「学舎跡」と彫られた石碑を設置し、5月9日、寄贈式典を開催した。
旧大秦野高校は、前身の秦野町立実科高等女学校として1926年に開校。以後、2008年に旧県立南が丘高校と再編統合され県立秦野総合高校となるまで80余年で1万6000人余りの卒業生を送り出した伝統校だ。
桜塚同窓会では、「大秦野高校の歴史と伝統を形に残したい」と2008年に学舎跡建立委員会を設立し、準備を始めた。歴代の校章と「学舎跡」と刻まれた石碑には、同校の石庭「梅香園」にあった石が使用された。学舎跡の揮毫は、同校卒業生で前秦野市長の二宮忠夫氏。加工は、同じく同校卒業生が経営する守屋石材店(上今川町)が手がけ、2011年3月に完成した。その後約2年間、同石材店に碑は保管され、今春の開校にあわせ同技術校に寄贈された。
式典には、同窓会役員や二宮氏、同校卒業生の久保寺邦夫県議、秦校長ら約20人が参加。武井会長は、「旧大秦野高校には立派な卒業生が大勢いる。技術校からも素晴しい人材が多く輩出されることを祈っています」と話した。
石碑は、同技術校の西側の入口横に設置されている。近々、秦校長の計らいで、訓練生が授業で垣根を作り石碑を取り囲むように設置する予定。武井会長は「これで責任が果たせた。道沿いにあるので、たくさんの同窓生に見てもらいたい」と話している。
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