秦野から望む霊峰富士 世界遺産登録に歓迎の声
富士山の世界文化遺産への登録が6月22日に決定した。秦野市は、弘法山公園展望台からの富士山の眺望が「関東の富士見百景」に選ばれているなど、県内有数の富士山ビュースポットとして知られる。
関東の富士見百景は、国土交通省関東地方整備局が選定。2005年10月に選定された弘法山からの眺望では、秦野盆地越しにそびえる雄大な富士山の姿を望むことができる。
市観光協会では、世界文化遺産の登録をうけ、同展望台を含めた市内9カ所の富士山のビューポイントを紹介している「富士山ビューマップ」(同協会ホームページからダウンロード可)のリニューアルを決定した。
春分と秋分の日前後、富士山頂に日没の太陽が重なる自然現象「ダイヤモンド富士」は、市内各所で観察できる人気の風景。同協会では、今年の秋分の日に間に合うように制作を進める予定だ。
「神奈川の屋根」とも呼ばれ、秦野を代表する観光資源の丹沢山塊にとっても、富士山の眺望はセールスポイントだ。登山客が丹沢の尾根から富士山を眺める様子などがポスターにも使用されている。丹沢山小屋組合の松田浩一組合長は、「鍋割、塔ノ岳、三ノ塔から見る富士山はそれぞれ味わいがある。丹沢からの眺望を楽しんで」と話している。
63歳で富士山に初登頂してから、毎日のように富士山へ登り、6月24日現在で登頂1088回を数える佐々木茂良さん(堀西在住・72)。「世界の霊峰富士になった。富士山の歴史を学び直すよい機会にもなる。素晴らしいこと」と喜ぶ。導入が検討されている入山料には、「環境整備を考えれば必要なこと。登山者みんなで富士山を支えていけばいい」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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