来春県議選 現職2氏 出馬に意欲 神倉市議は「前向きに検討中」
来年春に行われる神奈川県議会議員選挙。前回の選挙は無投票で久保寺邦夫氏(77・自民・8期)と安藤慶氏(49・民主・3期)の両氏が再選を果たしたが、今回は神倉寛明市議(36)が県議選への出馬に意欲を見せている。
ベテランの久保寺県議は今年5月に後援会役員らから支援を受ける形で、いち早く9期目出馬の意向を明らかにした。すでに自民党の公認を受けており、これまで同様、組織中心の戦い方になるとみられる。6日に市文化会館大ホールで開催された同県議の支援団体の定期総会には、1400人を超える支持者が集まったほか、公明党の3市議を含む9人の市議が、来賓として出席した。その席上でも「これまで市民・県民の安心・安全な暮らしのために、砂防ダムや急傾斜対策など、都市基盤整備に努めてきた。スマートインターチェンジの誘致など課題解決に向け精一杯努力していく」と話した。
一方もう1人の現職である安藤慶氏は、本紙の取材に対して「出馬するつもりで準備はすすめている」と4期目の出馬の可能性について話す。前回は無投票だったが、今回は選挙になることを想定して、「あらゆるところを引き締めながら臨んでいきたい」とし、「これまでの道筋を大切にしながら、より多くの人に応援いただけるよう、支持者と相談している」と、今後について話す。今年の市長選挙では古谷義幸市長の選対最高顧問を務めるなど、古谷市長とのつながりも深い同氏。「市長と連携して県や市のためにこれからも働いていく」と意欲を見せる。
県議選に意欲を見せているのが神倉寛明市議だ。「現在熟慮中だが、県議選出馬に向けて前向きに検討している」と本紙に語った。時期に関しては「9月議会終了後、できれば10月中には方向性を定めたい」としている。同氏はこれまで市議を2期務め、前回の選挙では唯一5000票を超えた。市内には至る所に「挑戦」と書かれたポスターが掲示されており、動向が注目されている。8月24日に開催した自身の納涼大会で支持者を前に「市税の落ち込みは深刻だ。元気で活力ある秦野に変えるために、これからも挑戦を続けていきたい」などと話したが、県議選出馬への言及は避けた。
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