「第6回かながわ新聞感想文コンクール」(神奈川新聞社主催、県教育委員会他後援)で、秦野市立南が丘小学校(後藤清志校長)の石井李咲さんの感想文「私達は仲間だよ」が4年生の部で最優秀賞に選ばれた。また、同校の牟田大智さんが5年生の部で優秀賞、同校が学校賞を受賞した。表彰式は11月16日(日)、同新聞社で行われる。
同コンクールは、小中学生に新聞に親しんでもらおうと2009年に始まった。今年の応募総数は5374点、参加校は231校。
恵まれた環境を実感
石井さんは、同コンクールに向けて感想文を書いていた同校6年の兄に影響を受け、初めて応募。
スマートフォンを母親にねだった時、「この記事を読んでよく考えてみなさい」と新聞を手渡されたという。そこには、同年代で家事をこなし、1回の食事はおにぎり1個という家庭環境の児童を紹介した記事が掲載されていた。「衝撃を受けた」と石井さん。自分の環境がいかに恵まれているか実感したといい、その時の気持ちを記した。
「色々な記事が載っていて楽しい」と普段から新聞を読む。読書も好きで、最近は推理物にはまっている。
最優秀賞を知らされ家族全員で喜んだ。「とにかくびっくり。賞なんて全く考えていなかったので、嬉しかった」と笑顔で話した。
世界中の戦争が無くなればいい
牟田さんは昨年に続き2回目の応募。昨年は原爆を題材にした記事についての感想文で入選。今年は、現代人の戦争に対する意見や考え等をまとめた記事を読み、「平和な世界へ」と題して感想文を書き、優秀賞を受賞した。
「もっと戦争の事を知り、今起こっている世界中の戦争が無くなればいいと思った」と牟田さん。原爆に対する感想文から1年を経て、自分の気持ちの変化等についても記したという。約3週間かけて書き上げ、「頑張ったから嬉しかった」と受賞を喜んだ。
牟田さんは活発なサッカー少年。新聞のスポーツ欄は毎日欠かさずチェックする。同コンクールへは来年も応募するといい、「3年連続入賞したい」と目を輝かせた。
また、100人以上が応募した秦野市立南が丘小学校は、学校賞を受賞した。
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