秦野市鶴巻北在住の田中眞治さん(66)が2013年6月から2015年8月まで、全行程216日間をかけて自転車で日本一周した。11月23日(月)には、市保健福祉センターで行われる市民向け講座で講師を務め、日本各地の写真などを交えて旅の思い出などを語る。
関東編、東海道・山陽道編、四国・九州編、東北・北海道編、日本海側編と5行程に分けて日本を一周した田中さん。会社員時代はシステムエンジニアをしており、身体を動かす機会も少なかった。きっかけは定年祝いで娘2人と行った富士登山。すっかり登山の魅力にとりつかれた田中さんは、富士山のオフシーズンには大山や丹沢、塔ノ岳、弘法山など近場の山も登るようになったという。
2012年に会社員の頃からの夢だった東海道五十三次の踏破に挑戦。22日間で東京・日本橋から京都・三条大橋まで487・8Kmを歩き切った。「故郷が福岡なので、今度は京都から福岡まで歩こうと思ったんですが、足にマメができてしまって」と田中さん。歩行での踏破は断念したが、ならば「自転車で日本一周してみよう」と決心した。
自転車はバッグが車体に装備されている旅行仕様のものを購入し、まずは2013年6月にテストを兼ねて関東近郊を8日間で旅した。旅は各都道府県庁をめぐる形式で行い、記録にはスマートフォンを活用。自身のブログ『富士山大好きな山男』で旅の様子を毎日アップしていったという。
続いて同年7月には43日間をかけて東海道・山陽道を通って故郷の福岡までを走破。この頃には、毎日の宿泊をテントで、自転車にはソーラーパネルを取り付けスマホの充電などにあてたという。翌年5月から6月に四国と九州を、7月から8月に東北、北海道をそれぞれ回った。
「同じように自転車で旅をしている人とたくさん会いました」と話す田中さん。ブログの閲覧数も次第に増え、自転車トラブルに見舞われた際には、ブログ上で情報を求めたり、旅先でブログの閲覧者や同じような旅行者との交流も積極的に行われるようになった。今年5月から8月には、71日間をかけて日本海側を旅し、日本一周を達成。旅は全て自宅のある鶴巻北からの出発で、走行距離はほぼ日本二周分となった。
講演ではこうした旅の行程や出会った人との思い出、スマホの活用法など、豊富な写真や映像を交えて話をする予定だ。田中さんは「64歳で自転車に乗りました。気持ちがあれば、誰でも走れます。旅の魅力、自転車の魅力を感じてほしい」と話している。
はだの雑学大学
市民活動サポートセンターが主催するはだの雑学大学第2回講座「秦野のシニア(66才)自転車日本一周!報告会」は11月23日、午後1時半から3時まで。市保健福祉センター3階第4会議室で定員60人(申込先着順)。受講無料。
申し込みは市民活動サポートセンター【電話】0463・83・1760へ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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