秦野市はカルチャーパーク内に昨年度、秦野の名水をアピールする「せせらぎ水路」を整備した。今年度は配管設置工事を行い、災害時にマンホールトイレの水源として利用する計画だ。
秦野盆地の地下水総量は約2億8000万トンとされ、水道水源の約7割を地下水でまかなっている。せせらぎ水路は、秦野の豊富な地下水を市民の目に触れやすい形で使用することで「名水」をアピールするとともに、非常時に水を利用することを目的に新たに整備された。
せせらぎ水路の水源は、カルチャーパーク内の野球場付近に掘られた深さ60mの井戸で、動力ポンプで揚水を行っている。第3・4番目の帯水層から毎分720リットルの水を汲み上げ、パーク中央付近の水路へとそそいでいる。せせらぎ水路は延長60m、幅は1・2mで高低差のあるパーク内を水無川へと流れていく。循環利用を図るため、せせらぎ水路内を流れた水は水無川に放流しており、川の水流量を補完するとともに、河川から地中に浸み込み、また地下水へと戻る構造となっている。
市カルチャーパーク課によると、井戸から汲み上げた水は水質検査もクリアしているため、災害時には非常用発電機を使用しポンプで水を汲み上げ、生活用水として使用できる。同課では「災害時に自衛隊などが提供する簡易式の風呂などに使えるのでは」と話す。また、総合体育館の西側には19基のマンホールトイレを整備しており、井戸からの配管を整備することでマンホールトイレの洗浄用水としても活用できる見込みだ。配管整備は今年度中に行われる予定。
|
<PR>
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>