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「お帰りなさい 仁王様」 東光寺 修復終えた2体が安置に

文化

掲載号:2017年12月8日号

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白い布を巻かれ仁王門に入った
白い布を巻かれ仁王門に入った

 天台宗医王山東光寺(秦野市南矢名366、樋口亮順住職)の薬師堂で12月1日、修復された2体の金剛力士像が真新しくなった仁王門に安置された。

   *  *  *

 安永3年(1774年)に建立された仁王門は格式の高い二層式の楼門で、神奈川県内で現存する建物は数少ないとされる。左右に伽藍を守護する阿(あ)形像、吽(うん)形像の金剛力士像が配置されている。

 2016年秋から始まった「老朽化に伴う仁王門の改修工事」にあわせ、同年7月にこの2体の金剛力士像も運び出され、京都や滋賀に修理に出されていた。

「きれい」の歓声

 この日は寺関係者や地元住民らも見守るなかで、修復に携わった仏師の青木定雲さんも滋賀県から駆け付けた。最初に台座が運び入れられ、続いて白い布に覆われた仁王像が木枠(みこし)に寝かされた。木枠は数名がかりで慎重に運ばれ、仁王門に組まれていた足場を使い中に入れた後に台座に設置され、仏師により整えられた。

 布が少しずつ外され、像の形が現れると「きれい」「すごい」という歓声が沸きあがった。

 檀家総代の平井進さんは「修復に出す前に比べ色がとても鮮やかで、いきいきとして力強い。大変喜ばしいことだ」と話した。

 約半年かけて修復した青木さんは「仁王像は山の中腹から下を見下ろす場所に安置されている関係からか、上半身の筋肉がデフォルメされており力強い」と像の印象を語った。仁王門の修復を担当した宮大工棟梁の内田幸夫さんは「仁王門は将来の文化財指定も念頭におき古材を使用している。数百年はこの形を保てるだろう」と述べた。

彩色が美しい金剛力士像
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