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曾屋神社 御神水で初の醤油作り 春頃に氏子らに振る舞い

社会

掲載号:2019年2月22日号

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搾り師の岩崎さん(左)と守山禰宜(中央)
搾り師の岩崎さん(左)と守山禰宜(中央)

 曾屋神社(守山文夫宮司)が境内の湧水「井之明神水」を使った醤油作りを行っている。2月12日には長野から醤油搾り師の岩崎洋三さんを招き、昔ながらの方法で醤油搾りを行った。醤油は氏子らに振る舞うという。

 曾屋神社は古くから「井之明神社」として知られており、境内には御神水である「井之明神水」が湧水している。江戸から明治期にかけて神社の湧水を源に水道網が整備され、これが水道事業として全国で三番目に完成した「曽屋水道」となった。曽屋水道は近代水道施設としての国登録記念物にも指定されている。

 「井之明神水」は市内外から親しまれており、2012年頃から秦野の有志によるグループが湧水を使って醤油作りをしていたという。同グループを知る友人の海老澤昌啓さんから活動を聞いた守山和宏禰宜が「お宮でもご神水を使って、昔ながらの醤油作りを若い世代に伝えていきたい」と今回初めて神社で醤油作りを実施。海老澤さんとともに、昨年5月から仕込みを行ってきた。

 12日には同グループと日程をあわせ、神社境内で搾り作業を行った。丸山味噌醤油醸造店(長野県)の大豆と小麦・塩を混ぜて発酵させたもろみを50度位に沸かした井之明神水で溶き、搾りやすい状態に。搾り師の岩崎さんが搾り袋に溶いたもろみを入れ、木製の搾り槽(ふね)の中に袋を重ねていった。後に荷重をかけるため均等にする必要があり「簡単に見えて実は技術がいる」と岩崎さんは話す。搾り槽の口から透き通った色の醤油が出てくると、守山禰宜らは「美味しい」と生醤油を味わった。

氏子や子どもが参加できるものへ

 今回、搾った醤油は1樽で一升瓶30本分がとれるといい、今後は澱を沈ませ不純物を取り除き、火入れをして保存に適した状態にするという。出来上がった醤油は、春ごろに氏子らに振る舞われる予定だ。醤油瓶に貼る「Soya Sauce」と書かれた専用ラベルも作成した。守山禰宜は「醤油は英語で『Soy sauce』と言いますが、調べたところ日本の鎖国時代、オランダとの交易で日本の大豆がもたらされ『しょうゆ』という発音がオランダ語で『soja』『soya』と訳され広まった説があるそうです。そのため曾屋とかけて『Soya Sauce』と名付けました」と話す。火入れすると香りや味も変わるそうで「今から楽しみ」と守山禰宜。「今回は初めてなので身内で試しましたが、今後は氏子や子ども達にも体験してもらえるものにしていきたい」と話した。

境内の井之明神水
境内の井之明神水
醤油のラベル
醤油のラベル

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