春の登山シーズンを迎え、山岳遭難救助活動の拠点「丹沢臨時警備派出所」の開所式が4月12日、県立秦野戸川公園で行われ、秦野警察署山岳遭難救助隊(島脇善紀隊長)や関係者25人が出席した。
「山の交番」の愛称で親しまれる同派出所は、秦野警察署(村山英彦署長)の派出所。登山者の増加によって山岳遭難の発生が予想される4月から12月上旬まで毎年開所し、塔ノ岳や鍋割山、大倉、ヤビツ峠などの東丹沢を管轄。普段は登山道のパトロールや登山者への啓発を行っている。
2018年に県内で発生した山岳事故は132件159人、同派出所管内では25件26人だった。約4割が道迷いや「日没による行動不能」によるものだったという。開所式に出席した村山署長は「正しい知識があれば防げたものもある。日頃から連携の強化や情報発信など地道に励んでほしい」と話した。
島脇隊長は「登山届を必ず出すこと、装備品をしっかり揃えること、単独の登山はしないことの3つを守ってほしい」と話している。
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