新型コロナウイルス感染症拡大の影響でマスク不足が深刻化する中、堀山下東自治会(高橋要造会長)の地域福祉員らが自治会内の高齢者や一人暮らしで外出もままならない人のためにマスクを手作りし届けるという。
手作りマスク作製のきっかけは、同自治会の地域福祉員で連絡員を務める古谷由紀子さんが、高齢者や一人暮らしの人はマスクを買うことがななかできないことを憂いて発案した。
4月11日には堀山下地区の下関、上関、東の3自治会が利用している関自治会館に高橋会長や地域福祉員の女性ら12人が集まり、古谷さんの指導で手作りマスクを作製。マスクは最終的に100枚つくり、民生委員を通じて高齢者などに配られるという。
マスク本体は古谷さんが作製
マスクはもともと古谷さんが自宅で本体をつくった。古谷さんの自宅にはけがをしたときに用意した3反のさらしが残されていた。このさらしを古谷さんが一人で裁断し、ミシン掛けをしたという。鼻が当たる部分には、小さく切ったキッチン用のスポンジとラッピングなどに使う針金でできた留め具が入れられている。大きさは昔の布マスクより一回り大きくした。
窓を開け換気された自治会館に集まった地域福祉員たちは、古谷さんのつくったマスクの両端にゴム通しを使って3mm幅のゴム紐をつけ完成させた。出来上がったマスクは除菌・消毒をして次々とビニール袋に詰められていった。
同自治会の高橋会長は「マスクが手に入らない高齢者や足の不自由な人にぜひ使ってもらえれば。要望があればまたつくりたい」と話した。
![]() マスクの説明をする古谷さん(左)
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![]() 完成した手作りマスク
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