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公開日:2020.05.08
秦野市
空家バンクの登録開始
未管理物件の減少ねらう
秦野市は6月の「空家バンク」開設に向けて、5月1日から空家の登録を開始した。市内の空家の物件情報を市のホームページで公開することにより、所有者と利用希望者をつなげ、市内の空家減少を図るねらい。
市内の空家数は年々増加傾向にある。5年に1回行われる総務省の住宅・土地統計調査によると、市内の賃貸借用又は売却用の住宅等を除いた空家数は、2018年で2030戸。前回(2013年)調査比では26・1%増(420戸増)となっている。
秦野市は2015年に国が定めた「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、2016年に「秦野市空家等対策計画」と「秦野市特定空家等判断基準」を策定。適切な管理が行われず、放置されている空家への対応を中心に施策を行ってきた。しかし、増加傾向にある現状を踏まえ、積極的な対策が必要であると、市交通住宅課で実態調査を実施。台帳を基に空家と思われる物件を抽出し、現地で居住の有無や物件の管理状態などを調査したという。その結果、約1100戸が空家であり、うち約600戸(約55%)が管理状態の良い活用可能な空家であることがわかった。
そこで早期に流通させることで、将来的に未管理となる空家を減らそうと「空家バンク」の開設を決定。6月の開設をめざし、現在、空家の登録を受け付けている。
空家バンクに登録できるのは市内の一戸建て住宅、アパート、マンションの空室、空店舗、空事務所。人が居住していない又は使用していない物件に限る。バンク開設後は、登録された物件が秦野市のホームページで公開され、閲覧することができる。希望する物件があった場合は市に申し込みを行い、市が物件の所有者と利用希望者をマッチング。交渉や契約については関与せず、個人間に任せることになる。
「売りたい・借したいという所有者の意識を掘り起こし、市が支援することで未管理となってしまう空家数の減少を図りたい」と同課。空家の登録は同課【電話】0463・82・9642で受け付けている。
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