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秦野 人物風土記

公開日:2020.06.26

tvk番組「猫のひたいほどワイド」の木曜レギュラーとして「猫の手も借り隊」レッドを務める
内海 啓貴(あきよし)さん
秦野市出身 25歳

これが自分の天職

 ○…TV「GTO」や「Rの法則」、ミュージカル「アナスタシア」や「テニスの王子様」などで俳優として活躍。今は週に1回『猫ひた』のロケで秦野に。「仕事で戻れるなんて最高。”秦野孝行”していけたら」とにっこり笑う。

 ○…秦野総合高校在学中に母の勧めで芸能事務所に所属したが、20歳の時に一度退所。「同級生が就職や大学生活を送る中で、自分に仕事があっているのかと悩んだ。何が好き・嫌いというのをノートに書いて、やっぱり芸能の仕事が好きだと戻りました。今は天職だと思っています」

 ○…印象的だったのはブロードウェイミュージカルの日本キャストとして出演した「アナスタシア」の稽古。「魅力的な役者さんばかりでとても勉強になった。例えば、山本耕史さんは演出がつく前なのにセリフの重みや深みがすごかった。自分はまだまだ足りないと刺激になった」と声に力がこもる。元々緊張しやすいというが、人前に出るとその面影はない。「緊張を払拭するほど練習する」と仕事人の一面を見せる。

 ○…秦野の自然で遊ぶ、わんぱくな子どもだった。小学生の頃は大きな木のつるを使ってターザンをしたり、高校生の時には弘法山に登り、友人らと騒いだ。日が落ちて遭難しかけたこともあるとか。「秦野の思い出はつきないですよ」と声が弾む。

 ○…各現場でのコミュニケーションは仕事の姿勢を通して。「自分らしさを出してしっかりやっていたら、声をかけてもらえる。自然とコミュニケーションがとれます」。その明るい笑顔と真面目な姿が多くの人を惹きつける。「『猫ひた』を通して知ってもらい、舞台にも足を運んでもらえたら嬉しい」とひときわ笑顔が輝いた。

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