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希少なハチ秦野で発見 市が周知「優しく見守って」

社会

掲載号:2020年9月11日号

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巣穴を掘るニッポンハナダカバチの雌(写真・動画提供/くずはの家)
巣穴を掘るニッポンハナダカバチの雌(写真・動画提供/くずはの家)

 神奈川県レッドデータブック絶滅危惧II類に登録されている「ニッポンハナダカバチ」が、秦野市内で発見された。大根地区と南地区の4つの公園の砂場で営巣が確認されており、市環境共生課では希少なハチの存在を公園利用者等に周知するとともに、調査を行っていく。

 ニッポンハナダカバチは、海岸や河川敷の柔らかい砂地に巣穴を作るハチ。口の部分が長く伸び鼻のように見えるのが名前の由来で、神奈川県では三浦半島の一部でのみ確認されていた。

 最初に発見されたのは、南矢名の「にしきたくぼ公園」。市民から「砂場でハチが飛んでいるがテレビで見た絶滅危惧種ではないか」との連絡を受け、自然観察施設くずはの家の指導員が調査しニッポンハナダカバチと判明した。

 その後、くずはの家と市の職員が周辺を調べ、少し北の「いいづか南公園」(南矢名)でも発見。「かいど公園」(同)と「南が丘公園」(南が丘)でも市民からの情報で見つかった。

 当初はテープを張り立ち入り禁止にしたが、調べたところ「おとなしいハチで、捕まえるなど刺激しない限り刺される恐れはない」ということが判明。現在は「優しく見守ってください」という文言とともに写真入りの看板を設置し、利用者等に協力を求めている。

 秦野に入ってきた経緯は不明だが、市では今後、専門知識を持つ人の助力を得て調査し、保全方法を模索する。

珍しい習性のハチ

 ニッポンハナダカバチは、体長2cmほどの狩りバチ。フランスの昆虫学者ファーブルが近縁のハナダカバチの一種を観察し、その生態が『昆虫記』に記されている。営巣場所となる砂浜などが減ったことで、全国的に個体数が減少しているという。

 このハチは30cmほどの巣穴を掘り、幼虫の餌となるハエやアブなどを運び込み卵を産み付ける。巣穴1つに対し幼虫は1匹で、雛を育てる鳥のように幼虫の成長に合わせ獲物を追加して運び入れ子育てするという珍しい習性を持つ。繁殖期である夏場に活動のピークを迎え、今回はこの時期に市内で発見された。

看板で希少種の存在を周知
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