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秦野 社会

公開日:2021.04.02

関野義一さん500万円を寄付
「震生湖の整備に役立てて」

  • 市からの感謝状を手にする関野さん(右)

 株式会社関野建設(秦野市松原町2の5)代表取締役を務める関野義一さん(84)が3月16日、秦野市に対して現金500万円の寄付を行った。

 今回の寄付は震生湖が国登録記念物に登録するするよう答申されたことを機に、震生湖周辺の普及啓発を進めてほしいと行われたもの。市民が震生湖の整備に寄付をするのは初めてとなる。

 同社では、湖の近隣の土地で太陽光発電など手掛けていて、関野さんは震生湖周辺のにぎわい創出に関心が高い。「震生湖は秦野の中でも観光地として魅力が溢れている。その一方、まだ整備が進んでいない。自分ができることは是非力になりたい」と話した。

 目録を受け取った高橋昌和市長は、「震生湖は秦野市の大切な観光資源。今回のような多額の寄付をいただき、本当に感謝している。ご意思を尊重し、震生湖のために有効に役立てたい」と話した。

 震生湖は1923年の関東大震災によって生まれた湖。2023年に誕生から100年を迎える。秦野市では震災の歴史的な遺構であるとともに、四季折々の風景を楽しみに訪れる人が多い震生湖を安全に散策できるよう、今年度およそ2500万円の予算をかけ、遊歩道の整備を進める。

 関野さんが経営する株式会社関野建設は、1923年に創業した材木店を前身として1965年(昭和40年)設立された。現在では土木や不動産部門をはじめとした総合建設業。近年ではクリーンエネルギーの需要の高まりを受け、太陽光発電事業などにも参画している。

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