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公開日:2021.11.12

塗魂ペインターズ
プロの技で地元に恩返し
北小の遊具を塗装

  • 校庭の遊具を塗装するメンバー(左端が小泉社長)

 塗装のボランティア団体「神奈川塗魂(とうこん)ペインターズ」(相馬純神奈川長)が10月30日、北小学校の遊具の塗装を無償で行った。同校は所属メンバーの1人である株式会社リメイクの小泉允人(まさひと)社長の出身校で、「地元への恩返し」という気持ちも込められている。



 塗魂ペインターズは、全国の塗装会社約200社が所属している組織。プロの技術を地域に還元する社会貢献活動を通じ、関わる全ての人の幸福に寄与しようと各地で活動を行っている。



 神奈川塗魂ペインターズはその神奈川ブロックとして1年半前に組織され、県内20 社が所属している。秦野市では唯一、リメイクの小泉社長が取り組みに参加している。



母校を中心に



 コロナ禍で全国規模の活動が自粛となり、「神奈川塗魂ペインターズとして何か明るい話題を提供できないか」と考えたのが小学校の遊具塗装。メンバーで話し合い、「小規模かつ屋外での作業なら感染症対策をしっかり施し行えるのでは」と、実施する運びとなった。塗装を施すのは、各メンバーの出身校を中心とした県内20の小学校。神奈川ブロック設立後初の活動で、初回は相馬神奈川長の母校松延小(平塚市)で実施した。



 第2弾となった北小では21人が参加。バスケットゴールや鉄棒、のぼり棒、うんてい、正門などの汚れを落とし、錆止めの下処理を行い塗装した。塗料は協賛企業が協力し、道具は各社が自前で用意している。



 「学校の遊び場がきれいでカラフルな遊具に生まれ変わることで、コロナ禍でストレスを感じている子どもたちが外で全力で遊び笑顔になってくれたら。今後も県内各所で塗装を通し社会貢献をしていきたいです」と小泉社長は話している。

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