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秦野版 掲載号:2022年2月25日号 エリアトップへ

NPO法人日本ソープボックスダービー協会の事務局長を務める 山本 教(のり)子(こ)さん 蓑毛在住 61歳

掲載号:2022年2月25日号

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秦野こそSDGsのまち

 ○…重力で走るクルマ「ゼロエミッションのソープボックスダービーカー」の普及活動が認められ今年1月、日本自動車会議所が創設した「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」のグッドパートナー事業に選定された。「業界最大の団体に認めていただけたことが最高の誉れ。今後の活動の励みになります。これまで応援してくださった皆様のおかげです」

 ○…事務局長を務めるソープボックスダービー協会は自動車メーカーの開発ドライバーをしていた夫と創設。偶然知ったアメリカで人気の子どものカーレース(石鹸の木箱に車輪をつけたエンジンのない車)に、地球の未来を感じ、二人三脚で普及活動を始めて25年。全国各地で子ども向けのレースを開催してきた。

 ○…東京都出身。多摩美術大学美術学部卒業。専攻は日本画。同大大学院美術研究科修了。卒業後は展覧会への出品、国内のみならず海外での個展開催をはじめ、絵画教室、学校での指導など美術の道を歩んできた。学生時代からガールスカウトに所属、ボーイスカウトの指導者経験もあり、子どもの社会教育にも深くかかわってきた。

 ○…活動拠点にふさわしいと、蓑毛に移り住んで20年。自然に囲まれた居住地は理想の”自然暮らし”そのもの。主暖房は薪ストーブ。薪や木くず、ストーブの灰はもれなく循環させ、ナチュラルで持続可能な生活を実践している。「蓑毛には普段の生活に持続可能な暮らし方を取り入れている方が大勢いる。秦野は自然を活用してSDGsを大きく伝えられる最高の場所だと思う」。「秦野こそ、日本のSDGsの拠点になるといい」と構想を語る。語る様子はもはや実現したかのようでこちらのワクワクも止まらない。夫、2男、山羊の晴男との5人家族。

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