県内有数のカーネーションの産地として知られる秦野市。5月8日(日)の母の日に向けて、市内のカーネーション農家では、摘み取りや出荷作業が進んでいる。
秦野市内のカーネーション栽培は昭和初期から行われており、1960年頃から葉タバコ栽培の代替作物として増加した。
JAはだのによると、秦野市内のカーネーション生産農家は現在9軒で、年間出荷量は約100万本。市場に出荷しているほか、「はだのじばさんず」や、関東圏内のイオン店舗でも販売している。
JAはだの花き部会カーネーション部の部長を務める櫛田雅洋さんは、落合にある「櫛田農園」の2代目。現在はビニールハウスで6品種のカーネーションを育てている。同農園で長年育てられているのは、ピンクのカーネーション。発色が良く、出荷量も多い人気の品種だという。
出荷作業は例年通り進められているが、冬の寒さが影響して生育にはやや遅れが見られた。ビニールハウスの気温を保つため、暖房費もかさんだという。
消費者に上質な花を届けるべく、櫛田さんが注力しているのは虫の対策。アブラムシなどが茎や花に付くと、花持ちの悪さや花の色落ちの原因となる。虫は乾燥した環境を好むため、水を切らさないようにして湿度を高く保った。
そんな手間暇かけて育てられたカーネーションの切り花を、自宅で長持ちさせるには、「花瓶の水を清潔に保つことが大切。ウイスキーや漂白剤を数滴垂らして殺菌したり、10円玉を入れて藻が生えるのを防いだりすると、1〜2週間は楽しめますよ」と櫛田さん。
栽培されたカーネーションは櫛田農園の出店(落合392)・田原ふるさと公園の直売所で、花束状になって販売されている。櫛田さんは「カーネーションは花持ちが良く、飾っているうちに蕾も花開く。プレゼントに最適だと思う」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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