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くずはの家 ホタル復活へ本格始動 「とんぼのせせらぎ」復旧

社会

掲載号:2022年5月20日号

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とんぼのせせらぎに上手く水が流れるか見守る職員ら
とんぼのせせらぎに上手く水が流れるか見守る職員ら

 秦野ガス・ネイチャーパークくずは(くずはの広場)で4月28日、ホタルの繁殖場所である「とんぼのせせらぎ」を復活させるための通水式が行われた。広場内にある自然観察施設くずはの家では、ホタル再生に向けた取り組みを始めている。

 とんぼのせせらぎは、2006年7月に広場の一画に完成した場所。隣接する葛葉川の対岸にある「ほたるの里」からホタルが飛来し、翌年には同所にもホタルが飛び始めた。その後、くずはの家に所属するボランティア団体「ボランティアの会・とんぼのせせらぎチーム」が藪を切り開いて徐々に整備し、現在の状態に広げていった。

 とんぼのせせらぎには昔から葛葉川の川底を通っていた導水管を利用し、ほたるの里から水を引いていた。しかし昨年7〜8月にかけての大雨による度重なる増水で、導水管が完全に流されてしまったという。

 これにより水が干上がり、ホタルはもとよりホタルの幼虫の餌となるカワニナも全滅。くずはの家では市環境共生課に相談しながら、昨年9月から復活の方法を模索してきた。

通水に試行錯誤

 様々な手段を考えた末たどり着いた策が、とんぼのせせらぎの下流にある集合井(しゅうごうせい)(環境共生課が管理する湧水)の活用。ここから電動ポンプで水を汲み上げ、上流に逆流させる方法だった。

 具体的な方法決定後も、ポンプ設備をどう作るかが大きな課題に。限られた予算や貰った材料、手元にある道具を駆使し、昨年12月にくずはの家の職員である杉山吾郎さんが手作りした。

 最初はポンプのパワー不足などの理由から上手くいかず、もらい物の材料を修理しながら改良と試行錯誤を重ねていった。今年1月にようやく水が流せるようになり、小川ができる程度の水流が作れると判断。翌2月、とんぼのせせらぎチームが積もった落ち葉を掃除して水路を再整備し、4月28日午前中に電気工事を完了した。

 この日の午後に行われた通水式では、くずはの家や環境共生課職員が水が流れるか見守った。10分ほどかかりようやく水が湧き出た時には、全員から歓声が上がった。

ホタル再生へ

 今後は、ホタルの再生に向け動き出す。ホタルの餌となるカワニナは、中井町役場に相談して譲り受け放流済み。ほたるの里のホタルは元々「いまいずみほたる公園」で採取していることから、今回も同公園で活動する「秦野のホタルを守る会」の協力で来月採取できることになっている。

 「今年のホタルは0ではないと思うが、ほぼ飛ばないと思う。上手くいけば来年少し増え、本格的に戻り始めるのは再来年以降になるのではないか」とくずはの家の高橋孝洋所長は話している。

湧水をポンプで汲み上げ
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