国が主催する「夏のDigi田甲子園」に秦野市のICTマイスター制度を活用した取り組みが神奈川県の代表としてエントリーされ、インターネット上で一般投票が行われている。
「夏のDigi田甲子園」は、デジタルインフラ整備を全国に広げる国の方針「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた取り組み。地方の創意工夫による取り組みを広く公開し、特に優れたものを表彰することで地方公共団体や民間企業、国民の関心を高めようと初めて実施されている。
部門は実装部門(指定都市・中核市・施行時特例市等、市、町・村の3区分)とアイデア部門の4つ。都道府県の選考・推薦による地区予選を経て、インターネット一般投票及び有識者委員会の審査による本選で内閣総理大臣賞、審査員特別賞などが決定される。
神奈川県は指定都市・中核市・施行時特例市等部門で横須賀市、市部門で秦野市、町・村部門で松田町、アイデア部門で小田原市を選出。現在は本選が行われており、インターネットで投票を受付中。4つの部門で最も優れていると思う各都道府県の取り組みを選び、投票できる。投票は1人につき1つのメールアドレスで合計4票。「夏のDigi田甲子園」の専用ページ【URL】https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/koushien.htmlで受け付けており、期間は8月15日まで。
ICTマイスター活用した取り組み
秦野市で今回エントリーした取り組みは「秦野市ICTマイスター制度を活用した小中学校でのICT活用の推進」。市では国が推進する「GIGAスクール構想」に基づき、2016年度から各校へタブレット端末を導入し、実証実験校を通して検証を行ってきた。この中で、ICT教育が児童・生徒の学習の質向上などに繋がる一方で、指導者である教職員のスキル格差や学校間での活用の差などが課題として上がってきたという。
そこで、市内全小中学校へのタブレット配置に先駆け、21年2月にICT活用に積極的な教職員を「ICTマイスター」として委嘱する制度を創設。委嘱した教職員にICT教育推進の中心的な役割を担ってもらおうと各校から希望を募ったところ初回は小学校9校、中学校7校から26人が推薦された。現在は全小中学校に1人以上在籍するほどに広がり、22年度委嘱者は54人となった。教育委員会によると、この制度導入により各校での取り組みの情報共有もスズームになっているほか、マイスターの教職員の自信や、ICT活用のヒントを求めて一般の教職員がマイスターに相談するなど、課題解決に「効果的」というアンケート結果も出ているという。
甲子園へのエントリーを担当した市情報システム課は「秦野市の特徴ある取り組みが全国に広く公開されることで、同じ課題に悩んでいる他の自治体のヒントとなり、それが全国の子どもの学びにもつながれば」と話している。市のエントリー内容やPR動画は甲子園ホームページから見ることができる。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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