秦野 社会
公開日:2022.09.23
青パパイヤの出荷開始
特産化めざし2年目
特産化をめざし、秦野市内の生産者らが昨年初めて栽培に取り組んだ「青パパイヤ」の出荷が今年も始まり、9月17日から農産物直売所「はだのじばさんず」でも販売が行われている。
秦野市農業協同組合青パパイヤ研究会(沼田良雄会長)のメンバーである19人の生産者が、今年は総面積約90アールの畑で約800本を栽培。生育は順調で、昨年よりも半月早く出荷に踏み切った。今年の総出荷量は約8トンを見込んでいるという。
青パパイヤは作物特有の酵素をはじめ、18種のアミノ酸やビタミンC、食物繊維など豊富な栄養素を含む野菜。脂肪や糖質を分解し、ダイエット効果を高めるほか、抗酸化作用、整腸作用などを促進するといわれている。実は無味無臭で、完熟前に収穫するため鳥獣被害がほとんどないのが特徴。昨年は試験栽培を行ったが、消費者からも好評を博し、継続して取り組むことになった。
本格出荷となる2年目の今年は、鶴巻小学校の給食への供給も決まっているほか、その他の小中学校給食も検討中だという。「はだのじばさんず」では青パパイヤのレシピなども配布されており、秦野市の新たな特産品として根付くか、期待がかかる。
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