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秦野 社会

公開日:2022.10.21

高齢者の被害防止策学ぶ
西地区民児協定例会で講話

  • 講話を行う県職員と話を聞く委員ら

  • 反射神経テストをする委員

 秦野市西地区民生委員児童委員協議会(添野幹子会長)の定例会が10月4日、秦野市立西公民館で行われた。この中で、県くらし安全部くらし安全交通課の職員を講師に招き「交通・防犯講話」を実施。約25人が参加し、高齢者の事故防止や特殊詐欺防止対策などについて話を聞いた。

 秦野市内の人身交通事故発生件数は9月末現在で230件となっており、高齢者が関係する事故はこのうち43・9%を占めている。講話では、高齢歩行者の事故は自宅近くの横断歩道での発生、道路横断中、左からの車との事故が多い特徴があると説明。また、高齢者が加害者にもなるケースも増えていることを示し、高齢ドライバーに向けて「心身機能の低下を自覚し安全運転してほしい」と呼びかけた。このほか、運転・歩行能力診断機を使った反射神経テストも行われた。

 また、特殊詐欺については秦野市内で前年比6件増の19件、約2466万円(9月末現在)の被害が発生しており、実際にあった手口などが紹介された。

 参加した70代の男性委員は「私も高齢者だが、更に高齢者の方に実情を伝え1人でも多くの不安を解消させてあげるのも私たちの仕事として大切なこと。今日をキッカケとして、分からないことは市役所や警察にどんどん相談することも大切だと分かった」と感想を述べた。また能力診断機の結果にも触れ、「若い頃ほど素早く反応できていない自分に気付く良いキッカケとなった」と話した。

 今回の講話内容は今後、民生委員として高齢者などと話をする際に生かしていくという。

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