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公開日:2023.06.02
秦野署管内1ー5月期
特殊詐欺 発生件数3倍に
被害総額は約4300万円
秦野警察署管内での特殊詐欺が、昨年を大幅に上回るペースで発生している。5月28日現在の発生件数は25件(前年同期比17件増)でおよそ3倍に。被害総額は約4300万円と昨年1年間の総額に迫る勢いで、秦野警察署及び秦野市地域安全課では対策に乗り出している。
秦野警察署によると、2022年の特殊詐欺発生件数は36件(前年比15件増)。今年は増加した昨年を上回るペースで発生しており、被害総額も昨年1年間の金額約4600万円に迫っている。
秦野署管轄で多い手口は、息子や孫と偽りお金をだまし取るオレオレ詐欺。また最近では、市役所の職員などと偽り「還付金がある」と電話があったあと、金融機関職員を名乗る犯人が自宅を訪れ、キャッシュカードを預かるふりをしてだまし取るといった詐欺が増えているという。
いずれも自宅へ電話があることが特徴で、同署では相手の声が録音できるよう常時留守番電話設定を行うか、迷惑電話防止機能付き電話機等の購入を検討するなど、対策を呼びかけている。
若年層の闇バイト関与防止を呼びかけ
秦野市地域安全課では、高齢者への啓発、防災無線等を通した特殊詐欺への注意喚起のほか、大学生など若年層にむけた闇バイトへの関与防止も重点的に行っている。
夏休みを前に、SNSに投稿されたアルバイト情報や求人紙・サイト等に闇バイトが紛れ込んでいる場合があり、同課ではデジタルサイネージや東海大学のWEB情報総合窓口「TIPS」に注意喚起画像を掲載したほか、上智大学短期大学部では講座も実施。犯罪に巻き込まれないよう、注意を呼びかけている。
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