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秦野 人物風土記

公開日:2024.05.03

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している
渋谷 勝征(まさゆき)さん
松原町在住 80歳

油絵で愛する富士描く

 ○…「絵を描くことは小さい頃からの生きがいです」。富士山を入れた四季折々の風景画や静物画、有名な画家の作品の模写など、約50点の作品が展示される個展を宮永岳彦記念美術館で行っている。今回で5回目となる開催。「どれも丹精込めて描いた作品。ぜひ、見に来てほしいです」

 ○…山梨県生まれ。小学2年生の頃、宿題で描いた絵で金賞をもらったことをきっかけに、絵にのめり込むように。「自分は絵が上手いのかも、と思いました。図工の時間は夢中になって絵を描いていましたね」。高校では美術部に入部し、水彩画ではなく油絵を選択した。「重量感があって、生き生きとした絵になります。納得いかない部分は後から修正することもできますし」と魅力を語る。

 ○…(株)東芝に就職し平塚に配属となった際、親戚に勧められて秦野市へ。テレビなどの商品を売る営業を行っていた。「でかい仕事がしたい」という思いから、茅ヶ崎市にあったディスカウントストア『ダイクマ』への営業も担当。「やりがいがありましたし、とても面白くて楽しかったです」と笑顔。趣味は卵からメダカや金魚を育てることや物を作ること、ゴルフ、盆栽など多種多様。「夢中になれるものはたくさんあったほうが人生は面白い」

 ○…現在は秦野市内の風景を描くことが多いというが、「山梨で生まれたので、好きな富士山は描きたくなりますね」と声を弾ませる。3年前、市内で活動している「秦野スケッチ会」に入会。会員と一緒に、持ち寄ったビンや花などを描いているという。また、市内外を歩いて水彩画でスケッチをしたものは、油絵で描き直すことも。「これからもずっと絵を描き続けていきたい」と力強く語る。

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