秦野市は学校体育施設開放事業の利便性向上と負担を軽減するため、電子錠を活用した利用手続きを県内で初めて完全ICT化した。昨年11月から開始された市内の小・中学校6校での試行運用を経て、今年7月中に残りの16校にも設置される予定だ。
秦野市は地域のコミュニティー作りの推進と公共スポーツ施設の補完を目的に、市内小・中学校の体育館などを地域住民に開放している。利用者が施設を使用するためには、扉を開け閉めするための鍵の受け取りと返却が必要。休日に活動する団体は、利用前の平日に鍵を受け取り、使用後も同じく平日に返却を行うという手間があった。電子錠はこれを省略するため昨年11月、市内の小・中学校6校に導入。試行運用が行われてきた。
予約システムとも連動
市はこれまでも、施設利用者と管理者の利便性向上や負担軽減の一環として、2023年度から電子予約システム「e-kanagawa施設予約システム」を導入。利用者はスマートフォンやPCから施設を予約できるようになった。電子錠は、利用者が予めスマートフォンに専用のアプリをインストールしておくと、施設の開錠・施錠を行えるようになるもの。予約システムの情報にも連動しており、施設予約時間内に電子錠の操作権限が付与される。さらに、今まで緊急対応は施設管理者である学校関係者に連絡を取る必要があったが、導入後は警備会社が対応。24時間体制のため、「緊急事態なのに連絡がつかない」という事態を防ぐことができるようになった。実際に導入した学校の教職員からは「負担が軽減されてありがたい」という声があるという。今年の7月中には、残りの16校にも設置される予定だ。
学校体育施設開放事業において、予約システムと電子錠を連動させた運用の本格導入は、神奈川県内で初の取り組みとなる。市スポーツ推進課は「利用者の利便性向上はもとより、教職員の負担軽減につながるものと考えている。全国でも事例は少なく、公共施設管理運営の面からも最先端の取り組みと評価している」と話す。
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