神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

下大槻団地 七夕祭りで多世代交流 東海大生らが企画

社会

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
参加者らは短冊に願いを書いて笹に飾り付けた
参加者らは短冊に願いを書いて笹に飾り付けた

 下大槻団地(秦野市下大槻410)で7月5日、近隣の東海大学の学生らが企画した「七夕祭り」が行われた。高齢化が進む同団地住民の外出機会や多世代交流などを目的とした取り組みで、近隣住民ら約30人が足を運んだ。

 高齢化率は5割強、一人暮らしの高齢者は約3割、外国人居住者も増加しているという下大槻団地。東海大学健康学部健康マネジメント学科コミュニティデザイン研究室(市川享子准教授)は多世代交流と健康寿命を延ばす研究活動の一環として、下大槻団地で継続的な交流を行っている。下大槻団地自治会(橋本勝夫会長)が毎週金曜日に行う朝市に2年前から関わる他、今年4月からは地域の有志が行うラジオ体操にも協力している。市川准教授は「イベントを通じ、住民同士のつながりを増やすことができれば。また、それぞれの人に活動の担い手や進行役になってもらいたい」と話す。橋本会長は「こういったイベントはありがたい。今後も続けてほしい」と話した。

英語チラシで告知も

 七夕祭りは同研究室の17人の学生の他、同自治会・広畑みんなの食堂・UR都市機構の協働で企画。多世代、多国籍の交流促進を目指し、事前に実施を知らせるチラシは英語でも作成された。

 当日のイベントは2部制。午前中に行われた1部は団地内集会場で実施。主に高齢者が参加しやすいようミニゲームなどが行われた。また、夕方から団地広場で行われた七夕飾り作りには、近隣の親子連れや外国人親子らが参加。思い思いに願いを込めた短冊を作り、笹に飾り付けた。その後、広畑ふれあいプラザに場所を移し、みんなの食堂で夕食を食べながら親交を深めた。SNSの情報でイベントを知り参加した親子は「親子で参加できて楽しかった。子どもが大学生と交流できるのもよかった」と感想を話した。1部のイベントを中心となって企画した鈴木小妃(こひめ)さん(4年)と小山(おやま)直美さん(同)は「卒業論文がきっかけで団地と関わるようになりました」、「輪投げや射的、美容体験などのイベントを二人で考えました。賑わってよかった」など思いを語った。また、2部の中心として取り組んだ橋場萌花さん(3年)は「今年4月からほぼ毎週、朝市に参加しています。イベントに参加してくれる人がいるか心配でしたが、盛り上がってうれしい」と話した。

秦野版のトップニュース最新6

交通事故の衝撃再現

交通事故の衝撃再現

曽屋高で自転車安全教室

12月6日

野球の楽しみ伝える

秦野市×ベイスターズ

野球の楽しみ伝える

7日、中栄信金スタジアム

12月6日

いよいよ12月1日、開始

秦野市電子地域通貨OMOTANコイン

いよいよ12月1日、開始

来年1月までは還元率増

11月29日

「LUNA SEA」秦野駅メロへ

「LUNA SEA」秦野駅メロへ

有志が署名活動

11月29日

芋煮会で高める防災力

秦野湯の沢団地自治会

芋煮会で高める防災力

コミュニティー力向上も

11月22日

「ベンチ」で育む地元愛

渋沢駅前

「ベンチ」で育む地元愛

デザインは市内小学生

11月22日

あっとほーむデスク

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

  • 8月2日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook