秦野市立本町小学校をホームグラウンドに活動する少年サッカーチーム「NPO法人秦野本町SS」(高橋勝監督)がこのほど、第50回県央少年サッカー大会6年生大会で優勝した。
ボランティア団体「本町スポーツ少年団」として1970年に設立された同チーム。2023年10月にNPO法人化され、現在は秦野市内の小学生を中心に約90人が所属している。
県央少年サッカー大会6年生大会は、県央地区の各市予選で選ばれたチームから県央地区のチャンピオンを決める大会。今大会には秦野市、相模原市、厚木市、大和市、座間市、綾瀬市、海老名市、伊勢原市から計32チームが出場。秦野市からは秦野本町SS、秦野FC、秦野西FC、南が丘SCの4チームが参加し、9月14日・15日・21日の3日間でトーナメント戦が行われた。
秦野本町SSは初戦と2回戦を5対1で快勝。準々決勝ではFCヴィンクーロ(相模原)と対戦し、1対1の同点に。白熱したPK戦の末、6対5で勝利した。準決勝では、FCグラシア(相模原)と対戦し1対0で勝利。決勝戦の相手は、昨年の大会で対戦し、敗北した因縁の相手であるGEO-X(大和)。1対1の同点でPK戦までもつれこみ、最後は2対1で勝利した。
6年生大会での優勝は初めてだという同チーム。大会初日は6年生選手が足りず、5年生選手も出場した。また、正キーパーの選手がけがで欠員の中、普段フィールドの選手がキーパーとして出場するなど総力戦で勝利をつかんだ。キャプテンの木村将さん(末広小6年)は「最後の県央大会で初めて優勝できてすごく嬉しい。このメンバーでプレーできるのもあと半年。一日一日を大切にしてさらに上を目指したいと思います」と今後の抱負を語った。日頃、挨拶などの礼儀や荷物の整理整頓など「オフザピッチ」の指導も大切にしているという高橋監督。「格上のチームにも勝利し、その意味で価値のある大会になった。これから全県大会、全日本大会の予選を控えているので選手には期待しています」と話した。
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